2009年9月16日水曜日

楽器と屈折

『オーケストラ・楽器別人間学』(茂木大輔。新潮文庫)から。▼楽器演奏者のすべては、直接自分の肉体を使って表現する歌い手、ダンサーなどにくらべ、はるかに性格的には複雑で屈折しており、あまり開放的で率直な性格とは言えない。思ったこともストレートには言えず、もってまわってウジウジと、ものすごくむずかいしい言い方をしたりする。また、どうしても道具のよしあしにこだわったり、だいじにしたり、集めたり、その手入れをすることが日常になるため、インドアでおたく的な、暗い一面があるのではないか。▼もし、生まれ変わることができたなら、今度は、ジャズミュージシャンになりたい。とくにピアノ。渋い表情でメンバー全員の動向をうかがいながら、さりげなくサウンドを作っていくのがカッコイイ。▼楽器適正クイズでは、私の場合はクラリネットがよいのでは、という結果でした。九月十六(水)

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